学会理事長のあいさつ


北海道医療大学看護福祉学部学会

理事長 野川 道子



 卒業生の皆様いかがお過ごしですか。平成19年度より初代の阿保順子理事長に代わって野川が理事長を担当させていただいております。看護福祉学部そして、卒業生、修了生の皆様が、地域社会、国際社会で活躍できるよう学部学会として尽力できたらと考えておりますので、何卒よろしくお願い致します。

 1993年(平成5年)に開設された看護福祉学部は2009年(平成21年)4月現在、17年と2ヶ月の歴史を刻み、学部生は13期生まで。修士生は11期生までが北海道医療大学を巣立っており、2500名を越える方々が看護や福祉の臨床や教育の場でいきいきと活躍されております。なお、「北海道医療大学看護福祉学部学会」は学部開設から10年を経た2003年(平成15年)の12月に設立し、毎年9月には学術大会を開催し、実践や教育研究における成果や発表や意見交換・交流をはかっております。

 最近の日本を振り返りますと格差社会の到来というか、経済格差の広がりが医療や福祉サービスの地域間格差につながり、国民生活の安全や安心が奪われ「生きにくい社会」になっています。少子高齢化社会を老いも若きも生き生きと生き抜くには経済格差、医療格差を取り除いて、私たちひとり一人が安心して生活できる基盤づくりが大切です。看護福祉学を学んだ私たちは「国民の誰もはじきださない社会」を志向して、その実現に力を注ぎたいのです。

 本年度の第6回学術集会「緩和ケアとしての接点-看護のちから、福祉のちから」は、平成21年9月12日(土)に札幌駅より歩いて徒歩5分の北海道医療大学サテライトキャンパス(札幌市中央区北3条西4丁目1番1号日本生命札幌ビル5階)で行われます。卒業生、修了生の皆様、学部学会に集い、大いに語りあって、日々の実践の課題、成果を共有・検討し、看護福祉を発展させていきましよう。皆様にお会いできるのを心から楽しみにしております。


Copyright ©北海道医療大学看護福祉学部学会. All Rights Reserved.

北海道医療大学看護福祉学部学会